全国対応の無料相談専用ダイヤル

0120 - 923 - 332
受付時間 / 平日 09:30〜18:00
呼吸器疾患
その他疾患
2025.11.21公開

50代・難病(全身性強皮症・肺高血圧症)で障害基礎年金2級を受給

ー長期経過の難病で初回申請から適正な認定を得られた事例ー

1. 基本情報

  • 年代:50代
  • 障害の種類:全身性強皮症、肺高血圧症
  • 年金の種類:障害基礎年金
  • 等級:2級

2. 申請前の状況

■症状の発症と経過

申請者様は若年期からレイノー症状(指先の冷感や色調変化)を感じており、その後、足趾のチアノーゼや疼痛が出現。
医療機関での検査により、全身性強皮症と診断されました。

症状は良くなったり悪化したりを繰り返し、内服が不規則になる時期もありましたが、
次第に潰瘍形成(手指・足趾)や関節痛が頻発するようになり、
その後、肺高血圧症を併発し、息切れや動悸が強くなってきました。

病状悪化に伴い、専門医による継続治療が必要となり、医療機関を転院しながら治療を続けていました。

■日常生活への影響

申請時点の主な症状は以下の通りでした。

  • 軽い労作(階段昇降、家事)で強い息切れ
  • 動悸、めまいが頻繁に出現
  • 易疲労性が強く、起床後も横になって休む時間が長い
  • 手指の痛みで細かい作業が困難
  • 家事は休みながら部分的に可能だが、継続作業は難しい

診断書では次の評価が示されました。

  • 一般状態区分「ウ」
    →「軽労働はできないが、日中の50%以上は起きて活動している」
  • 動作・歩行・家事など複数の項目で「介助が必要」
  • 労作時の息切れ、動悸のため、社会生活に著しい制限あり

難病特有の慢性的な倦怠感や呼吸苦により、外出や家事が大きく制限され、
日常生活全般に相当の支障が出ていました。

■申請を決意した理由

長年治療を続ける中で身体機能が低下し、動作のほとんどに制限が生じていました。
労働継続が困難になり、生活費や医療費の負担が増えたことから、
今後の生活を安定させるため、障害年金の申請を決断されました。

3.申請の経緯

■身性強皮症は発症から診断まで時間がかかることが多く、本件でも長期の経過を辿っていました。

複数の医療機関を受診されていたため、
最も古い受診(強皮症の診断契機となった受診記録)を基に
初診日を客観的資料で証明することが申請上の重要ポイントでした。

幸い、該当医療機関の診療録が残っており、
初診日が国民年金加入期間中であること、
保険料納付要件を満たしていることが確認できました。

■医師との連携と必要書類の準備

提出された診断書には以下の情報が詳細に記載されました。

  • 全身性強皮症の発症と経過
  • 肺高血圧症の診断と治療状況
  • 労作時呼吸困難の程度
  • 易疲労性・動悸・めまいの出現頻度
  • 家事・日常生活動作への具体的な支障
  • 一般状態区分表で「ウ」と評価

また、病歴・就労状況等申立書では、
階段昇降での息切れ、家事負担、指先の痛みで物を落とすなど、
日常生活の困難を具体的に記述しました。

これらの書類が、障害等級2級に該当する障害状態であることを裏付ける重要な資料となりました

4.当事業所のサポート内容

難病申請では、症状の変動・受診歴の長期化により、
初診日や等級の判断が複雑になります。

当事務所では、以下の支援を行いました。

■初診日の調査・証明支援

  • 過去の医療機関の受診歴を整理
  • 初診日として使用できる診療録の確認
  • 必要書類の取り寄せサポート

■ 医師記載のポイントを整理して助言

  • 労作時呼吸困難の程度を正確に記載
  • 家事・外出制限の具体的な状況
  • 強皮症と肺高血圧症の影響を総合評価する点を説明

■ 病歴・就労状況等申立書の作成

難病の生活制限は診断書だけでは伝わりにくいため、
「具体的に何ができないか」を文章化し、審査側に伝わりやすい資料を作成しました。

5.結果と現在の状況

■申請結果

初回申請の結果、請求人様の状態は
障害基礎年金2級に該当と認められました。

  • 受給開始:裁定請求日
  • 受給内容:障害基礎年金2級

■生活の変化

障害年金の受給により、

  • 医療費負担の軽減
  • 生活費の補填
  • 体調悪化期の療養環境の確保

など、経済的・精神的な安心につながりました。

現在も治療を継続しながら、無理のない範囲で日常生活を送られています。

6.申請を検討している方へのメッセージ

全身性強皮症・肺高血圧症などの難病は、
症状が日によって変動し、生活上の支障が見えづらいことがあります。

しかし、

労作時の息切れ・動悸・めまいによる生活制限
家事や移動に常に休憩を必要とする状態

これらは、障害年金の等級に該当する重要な要素です。

初診日の管理や、生活制限の記載方法に不安がある場合、
専門家のサポートにより受給の可能性は大きく高まります。

諦めず、まずは現在の状況を整理することから始めてください。
あなたが安心して治療に専念できるよう、私たちが伴走します。

 

オンライン・郵送で全国対応。あなたに障害年金を届ける。
一覧へ戻る

関連する受給事例

悪性新生物
その他疾患
2025.04.01公開

膀胱癌で障害厚生年金3級が認められた事例

経過の概要 膀胱癌を患った方より、障害年金の申請のお手伝いのご相談がありました。 病気に気づいたきっかけは、最初、トイレが真っ赤になるくらいの血尿があり、驚いて泌尿器科を受診しました。 膀胱内...

50代 女性 広島県
障害厚生年金3級
約60万円
その他疾患
2024.09.12公開

好酸球性胃腸炎、高度の食物アレルギーで障害基礎年金2級の受給が決定した事例

傷病の原因 食物及び人工甘味料等化学物質   障害の状態 1日10回以上の下痢 嘔吐 これまでに4回アナフィラキシーショックで救急搬送   日常生活への影響 日常生活にも著...

30代 女性 / 広島県
障害基礎年金2級
悪性新生物
その他疾患
2024.09.12公開

膵がん、膵性糖尿病で障害厚生年金2級の受給が決定した事例

傷病の原因 膵手術による影響が大きい。   障害の状態 アルコール多飲による急性膵炎 膵癌の指摘を受け膵全摘 膵摘 胃全摘に伴う障害   日常生活への影響 日常生活は自力で...

40代 男性 / 広島県
障害厚生年金2級
その他疾患
2024.08.30公開

直腸癌で障害基礎年金2級の受給が決定した事例

ご相談のきっかけ 人工肛門を装着しているという事であったので、障害等級3級は確定しているが、初診日が国民年金であったため、障害年金の受給権を得るためには生涯等級2級以上である必要がある。 &n...

50代 女性 / 広島県
障害基礎年金2級
呼吸器疾患
2024.08.30公開

間質性肺炎で障害厚生年金3級の受給が決定した事例

健康診断で症状が発覚 健康診断で間質性肺炎の診断を受け、その後就労困難となった事をきっかけに来所。本来であれば在宅酸素が必要な状態ではあったが、本人の希望で使用はしていなかった。  ...

50代 男性 / 広島県
障害厚生年金3級
その他疾患
2024.08.30公開

胸腺癌、多発肺転移で障害厚生年金2級の受給が決定した事例

サポートのきっかけ 健康診断にて胸部異常の指摘を受けた。検査を行い胸腺癌と診断された。初診日時点で余命5年と宣告されたが5年が経ち再発となった為、ご家族が障害年金の請求を検討するも手続きが複雑...

50代 男性 / 広島県
障害厚生年金2級
その他疾患
2024.08.30公開

化学物質過敏症で障害基礎年金2級の受給が決定した事例

ご相談のきっかけ 化学物質過敏症と診断を受け屋外は愚か自宅内でも症状が現れ日中の大半は就床している事から就労も限られた環境でないと難しいとの事でご相談を受けた。   申請の際に留意を...

30代 女性 / 広島県
障害基礎年金2級
肝疾患
呼吸器疾患
2024.06.07公開

間質性肺炎、肝硬変、Budd-chiari症候群で障害厚生年金1級の受給が決定した事...

障害の状態 間質性肺炎を患う方よりご相談をいただきました。 間質性肺炎の悪化により、24時間の在宅酸素療法を行わなければならなくなりました。 また肺炎の影響で、肝障害を引き起こしてしまいました...

50代 男性 / 広島県
障害厚生年金1級
約187万円 / 年
その他疾患
2024.05.27公開

化学物質過敏症で障害基礎年金2級の受給が決定した事例

発症のきっかけとなった出来事 ヘアカラーを機会に体調不良を訴え次第に外出時の呼吸困難感等を訴え外出困難となった。 化学物質過敏症の発症以前に精神疾患で医療機関を受診していたことから母が代理で精...

40代 女性 / 広島県
障害基礎年金2級
約80万円 / 年
悪性新生物
その他疾患
2024.05.27公開

乳がんで障害基礎年金2級の受給が決定した事例

初めての受診と治療 平成30年頃検診で指摘を受け、近くのクリニックを受診。検査の結果特に異常がないと判断され、経過観察を行う事となった。 その翌年経過観察にて受診。乳房に腫瘍が見つかり、総合病...

40代 女性 / 広島県
障害基礎年金2級
約80万円 / 年
呼吸器疾患
2024.05.27公開

慢性閉塞性肺疾患で障害厚生年金2級の受給が決定した事例

相談当初、在宅酸素が必要な状態であったが断り続けて生活をされていた方であるため障害等級に該当すると判断したが、これまで医療機関の受診が複数回あり初診日の医療機関が不明、かつ、いつ受診をしたのか...

50代 男性 / 広島県
呼吸器疾患
2024.05.27公開

気管支喘息で障害厚生年金3級の受給が決定した事例

受診のきっかけ 夕方から夜にかけ、ゼーゼーと喘鳴を認める咳があり、痰も絡んで夜も眠る事が出来なかった。 不眠状態となり、言葉を話そうとすると咳が出て会話不能になり、検査を受けた所、気管支喘息を...

50代 女性 / 広島県
障害厚生年金3級
約60万円 / 年
オンライン・郵送で全国対応