申請の際に留意をしたポイント
初診日ははっきりしており、現症の症状についても障害等級2級相当と思われた。しかし、障害認定日時点での障害状態は障害等級2級非該当の可能性のある状況であったため、病歴就労状況等申立書の記載内容については、日常生活で注意している事や家族のサポート状況を細かく記入し、無事障害厚生年金2級の受給権を障害認定日時点で得る事ができ、5年分遡及請求する事ができた。
網膜色素変性症について
網膜色素変性症は遺伝的な要素が強い傷病とされ、幼少期から指摘を受けたり、発症したりするケースが少なくない。
また、現在治療方法が確立していない事もあり、確定診断を受けた後は継続していない方も多いのが特徴である。今回は初診日に苦労する事はなかったが、他の事例では数十年前が初診日という事もよくあり、苦労することが多い。