小学生の頃の症状
発達障害の影響で、対人コミュニケーションが苦手で、また体の動作がぎこちなく、身の回りのことに対して家族のサポートが必要な方よりご相談をいただきました。
小さな頃よりあまり話をせず、とても大人しかったのですが、小学校に上がっても対人コミュニケーションが出来ず、孤立していました。
ノートを書くスピードや、先生の指示を聞いて教科書のページを開いたりする動作に支障があり、授業スピードに付いていくことが出来ませんでした。
中学生、高校生の頃
中学校、高校と上がるにつれて、文書量が増えたり、学ぶ内容も複雑になっていくと授業スピードについていくことが全くできませんでした。
テストの際には問題文を読むことに時間がかかり、解けずに終わってしまうなど、ほかの人よりも身の回りのいろいろな事に時間がかかってしまいました。
就労に就くことも出来ず
大学をなんとか卒業した後も、就労に就くことが出来ず、自宅内でもあらゆることに家族の支援が必要な状況でした。
一生懸命練習をしても、場面や状況が変わると応用できないことから、就労に対するスキルの習得も困難で、日常生活にとても支障がありました。
申請の際に留意した点
そのため丹念に病状の経過や生活面での困難な出来事について聞き取り、申請を行いました。
申請の結果、遡っての受給が認められました。