発症のきっかけとなった学生時代の出来事
幼いころから30年以上にわたり長期間両親からの激しい暴力と、学校に行っても耳が聞こえなくなるようなほどの激しい暴力を受け、統合失調症の治療を続けられていた方よりご相談をいただきました。
強い対人恐怖を伴い、人がいる環境では過呼吸を起こして倒れてしまい、就労などに一切就くことが出来ないとても重たい状況でした。
何をするにも過去の事がフラッシュバックし、落ち着いて生活が出来る状況ではありませんでした。
ご相談のきっかけとなった出来事
必死に就職活動を行っていたのですが、面接では人と話すことが出来ず、職場見学に行っても過呼吸で倒れてしまい就労が全くできない状況でした。
障害年金を受給しながらでなければ、今後の生活を送っていくことが出来ないほどの切迫した状況であったため、早急に手続きの契約を結び、サポートを行うこととなりました。
申請の際に留意をした点
初診日も35年以上前で、通院した病院も閉院している病院が多く、カルテが無く初診日の証明も相当困難なものでした。
しかし、いろいろな書類を大切に自宅で保管されていた方だったので、2000枚以上の書類の中から病気の初診日や通院歴を証明する書類を一緒に探し出し、証拠となる書類をたくさん揃えることが出来、請求を行いました。
審査の結果、無事に2級が決定しました。
障害年金の受給が決定したことで就労の準備を開始することに
最近の請求の中でとても大変な手続きで、受給が出来るかどうかとても心配でしたが、受給が出来たことで、就労移行支援事業所でパソコンのスキルを学んだりと、安心してゆっくり治療に専念し、就労が出来るように準備を進めていくことが出来るようになりました。