相談のきっかけ
ご相談のきっかけは、お母様から息子様のご相談でした。
中学校の頃より、学校への行き渋りが生じるようになり、クラスメイトや担任の先生とのコミュニケーションが取れなくなってしまいました。
背景には主にお父様のアルコール依存症による暴力や多額の借金などの家庭内の状況が大きく関係していました。
高校卒業後もアルバイトなどの職に就いても続かず、転々とするばかりで、精神科の受診に至りました。
ご相談の際に気を付けたこと
事務所で面談をした際には、お母様に付き添われて面談にお越しいただいたのですが、なかなか自分のことを話すことが難しく、初回の相談では状況について聞き取ることがとても難しい状況でした。
そのため日を改めて、お母さまから病状や生活状況について詳しくお伺いしました。
自宅ではほとんど横になった状況で、ゆすっても起きないくらいの深い眠りについて終日臨床している状況で、家族との会話も出来ないほどコミュニケーションに支障が出ていました。
不安感が強く引きこもり状態にあり、買い物などにも一切行くことが出来ない状態でした。
髪を切ることや、入浴なども出来ない状況が続いており、生活には母からの支援が必要な状況でした。
年金申請に関する連絡などの電話連絡などにも出ることが出来ない状況であった為、障害年金に関する書類依頼なども全般的にさせていただき、無事に障害基礎年金の2級が受給出来ました。