相談に至ったきっかけ
精神的な疾患で、過去に障害年金を自分で申請したところ、2回落ちてしまったという方よりご相談をいただきました。
過去に申請した時の状況について、詳しく聞いてみたところ、「解離性障害」という病気で申請をした際に落ちてしまったということでした。
神経症での障害年金受給は可能?
精神的な疾患で障害年金を申請する際には、 神経症の病気では、その症状が長期間持続し、一見重症なものであっても、原則として、認定の対象となりません。
そのため、申請した当時は病状がとても重い状況であったのですが、不支給となってしまいました。
悪化する症状
病気の影響で仕事に就くことが出来ず、その後は住む家を失ってしまい、公園で寝起きをするような状況がとても長く続きました。
次第に幻覚や幻聴が見えたり、気分の大きな波があり、突然散歩に行きたくなって真夜中に靴も履かずに歩き回ることもあれば、急に体を動かせず横になって動けなくなることが続きました。
そのような病状はどんどん悪化し、ストレスや困っている状況が続くと、躁転してしまい、衝動的な行動に出てしまうようになりました。
骨が見えるほどリストカットをしたり、食べ物を無理やり口の中に詰め込んでは嘔吐を繰り返すなどの行動が続きました。
申請と結果
病名も双極性感情障害に変わり、日常生活は周囲の人からのサポートが必要な状態で、通院もきちんと継続していたため、再度障害年金の申請を行ったところ、無事に障害年金の2級が決定しました。
精神的な疾患で申請する際には、対象になる病名でないと、どんなに重たくても落ちてしまうことがあります。
不安なことがあれば、お気軽にお問合せください。