発症となったきっかけ
高校生の頃より、強い動悸と発汗、呼吸困難や意識を失って倒れるなどの発作が突然起きるようになった男性よりご相談をいただきました。
2週間以上眠れないなどの強い不眠状態で意識を保つことも不可能な状態で度々倒れてしまうような状態でした。
その為学校に通えなくなり、受験も出来ず、進路選択までも支障が出てしまうようになりました。
大学生となっても治まらない症状
なんとか大学に入学できても途中で退学しなければならなくなり、仕事をしても半年以上続けることが出来ませんでした。
30代になってからは、病気の症状が重く、日中家から出られず、お風呂にも2週間以上入れないような状態となってしまいました。
引きこもりと勘違いされ適切な支援を受けられない
しかしだんだんと年齢を重ねて行くうちに、病気ではなく引きこもりではないか?という見方をされるようになりました。
病気の影響で外に出られないのですが、家から出られないという状況が引きこもりだと思われてしまう事が続き、いろいろな所へ相談に行っても、年金ではなく生活保護の申請が必要ではないか?と言われてしまう状況でした。
引きこもりと勘違いされてたらい回しにされることで、適切な支援を受けることが出来ないことが、さらに本人を苦しめていくようになりました。
その為一緒に障害年金の手続きを進めて行き、これまでの状況を詳しく聞き取り、申立書を作成し無事に申請を行う事が出来ました。
困難であった初診日の証明
初診時には、病状の原因が分からない為、5つ以上の病院に行っていた為、順番に初診日の証明書を取り寄せていく必要があり、初診の特定に非常に時間がかかりましたが、無事に初めて受診した病院のカルテが残っていた為、請求を行うことが出来ました。