ご相談のきっかけ
人工透析治療を行いながら就労も継続されていましたが、病態が悪化して就労も難しくなってきており、心配したご友人等から障害年金の請求を勧められたことがきっかけでご相談となりました。
初診日が20年以上前であるためカルテがない可能性があり、初診日の証明が困難な可能性が高いと判断しましたが、初診日証明にご協力を頂けることもあり、ご縁を感じ受任して手続きをさせていただくこととしました。
困難であった初診日の証明
当初の想定通り初診日の証明が困難な事例でした。
最初の病院に20年以上前に10年以上通院されていましたが記録が全く残っていませんでした。次院で記録を確認しましたが、治療経過はあるものの初診日の明確な記載はなく、他の医療機関でも記録がありませんでした。
そのため、当時の事を知っている方の第三者証明の収得を試みますが、20年以上前ということもあり明確な年月の証明に苦慮しました。出来る限りのことを行う中で、昔に傷病手当金を受給していた記録がありそこから初診日の証明を行う方向で調整した結果、初診日を認めて貰うことが出来ました。
審査の結果
ご本人様も初診日の証明が難しいことはご理解いただいており障害年金の受給は難しいと考えられていたのですが、結果受給に至ることが出来ました。
手を尽くせば必ず証明や受給に至るとは限りませんが、協力してお手続きを行えたこと、そして受給に至れたので嬉しい結果となりました。