スタッフブログ
2019/03/20更新
障害がある子の親無き後の共済年金制度ご存知ですか?
お子様に障害がある親御様から障害年金の申請を受けているとぽろっとこう言われることがあります。
「私が居なくなった時が心配で・・・」
何か良い制度が無いかな?と探していると、とても有益な制度を見つけたので紹介いたします。
制度の名称は「心身障害者扶養共済制度」と言います。
公的な制度ですが、あまり知名度の高い制度ではないように感じます。
☆広島市の場合
◆加入資格
障害者の保護者であり、市内に住所を有しており、65歳未満で特別の疾病又は障害が無い方
◆障害者の範囲
①知的障害者
②1~3級の身体障害者
③精神または身体に永続的な障害のある方でその障害の程度が1または2に掲げる人と同程度と認められる方
◆掛金
加入又は付加(2口目加入)したときの年齢により決定されます。
また掛金は所得税・地方税とも全額所得控除となります。
加入時の年齢区分 掛金月額(1口)
35歳未満 9,300円
35歳以上40歳未満 11,400円
40歳以上45歳未満 14,300円
45歳以上50歳未満 17,300円
50歳以上55歳未満 18,800円
55歳以上60歳未満 20,700円
60歳以上65歳未満 23,300円
※65歳に到達しかつ20年以上掛金を納付した場合には掛金が免除されます
◆掛金の減額
①加入者又はその世帯が生活保護法による保護を受けている時
全額免除
②市民税を課税されていない世帯
5割免除
③市民税の均等割だけ課税されている世帯
3割免除
④加入者が2人以上の障害者について加入しているとき、一人を除き、その他の障害者につき
9割免除
◆給付内容
① 年金(加入者が死亡または重度障害の状態となったときに障害者に支給)
1口につき 月額2万円
② 弔慰金(1年以上加入し障害者が加入者より先に死亡した時、または加入者と障害者が同時に死亡した時に加入者又は遺族に支給)
加入期間1年以上5年未満 5万円
加入期間5年以上20年未満 12万5千円
加入期間20年以上 25万円
-
最新の記事一覧